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魍魎の匣

魍魎の匣
☆☆☆3.5

京極夏彦の京極堂シリーズ映画化第二弾。

小説の世界観を映像で表現するというのは非常に難しいですね。前作「姑獲鳥の夏」はなんとなく映像にしました的なところがありましたが、今回は中々深く企画が練られています。

小説を読んでいない方にもそれなりに楽しめるようになっています。小説のファンも方にも世界観のイメージがなんとなくわかっておもしろいかも。

以下、ちょっと、マニア解説。

まず、小説の舞台である、銃後(大戦後の昭和20年代後半)の風景を中国ロケにて行い、決して現東京では表現できない仕上がりです。しかも本当の日本でもないわけで、結果的にその微妙な相違が返って小説の霞がかった世界をうまく表現できています。

また、小説では主人公となる関口巽役を大きく前作から変えてきました。これは僕的には賛成です。前作はあまりにも病弱な人物でしたから。

その点からすると、肝心の京極堂こと中禅寺秋彦がちょっと軽すぎる感があります。前作から堤真一がその役ですが、うーん、まず健康的過ぎる。もっと芥川を連想させるすこし死神的なビジュアルの持ち主がほしい。

箱屋敷内部の撮影に、江戸川の放水路を使用するあたりがうまく描いていましたが少し長まわし過ぎたような。

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