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攻殻機動隊

攻殻機動隊
GHOSTGHOST IN THE SHELL
STAND ALONE COMPLEX】シリーズ

僕の魂に響いた作品の一つ。
(ちなみにもうひとつは宮崎駿「風の谷のナウシカ」)

数度の核大戦および非核大戦後の首都壊滅後の日本が舞台。
当該内閣総理大臣直轄である攻性の警察組織公安九課に所属する少佐と呼ばれる
草薙素子が主人公。(シリーズによってストーリテラーは違う)
時代設定は、人間の脳にマイクロマシンをインプラントし外部ネットワークと直結する技術「電脳化」や高度化したロボット工学と生体工学が連結し機械義肢によるサイボーグ化技術「義体化」が確立し普及したとされる2030年。
ちなみに少佐は、脳と脊髄の一部を除き全身を義体化している。

この作品は、TV版のストーリー展開の緻密さや、表現されるSF要素は現科学技術考証を踏まえている点(例えば電脳化はNHK特集にて、サイバーキネティックス社により実用化されつつあると放送されている)など、SF作品としての完成度はもちろん高い。

でも、一番惹かれるのは生命の定義についての問いかけである。

作中「ゴースト」と表現される人間を人間足らしめるものは、少佐が現実世界の身体(そのほとんどは生身ではなく義体だが...)を捨てネットの世界へ離脱融合してしまうことで、逆説的に精神・魂のようなものが存在しそれこそが唯一人間という生命の根源であると暗示している。

何か難しくなったが、身体があるから魂が宿るのか、魂があって身体があるのかという、哲学宗教的な考えにSF・高度化した科学技術が行き着くところが面白い。

まあ、少なくても僕が生きている間にはそんな技術が一般化することはないとは思うが...

【作品概要】
士郎政宗原作
劇場版は押井守監督、TV版神山健治監督(押井塾)
「攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL」は、全米ビルボードDVDランキング1位を獲得するなど海外での評価が高く、ウォオシャオスキー兄弟監督「マトリックス」の世界観に多大な影響を与えたことは有名。
また、このアニメ製作会社のプロダクションIGはほかに、「BLOOD THE LAST VAMPIRE」のファンであるクエンティンタランティーノが「キル・ビル」のアニメパート製作を頼みにタランティーノの自身がアポなしで事務所に来たという逸話もある。

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