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最後の恋,初めての恋

最後の恋,初めての恋
☆☆☆★★3.5

映画としてはストーリーがありがち。
ドン・ジェの出演として期待していたが、主演のシュージンレイがとてもよかった。
中国女性の身体の線の細さを持ち、印象に残る繊細さがある感じです。
どうも彼女は映画出演は少なく、監督業をかんばっているようです。

ドン・ジェは至福のときでの好演がすばらしいけど、その後の映画出演が少ないなー。
チャンイーモウ映画で、チャンツィイーに続く大器じゃないかと密かに期待してますが。

2003年 日本/中国
監督 当摩寿史
出演 渡部篤郎 シュー・ジンレイ ドン・ジェ

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モーターサイクル・ダイアリーズ

モーターサイクル・ダイアリーズ
☆☆☆☆☆5.0

久々に人生の爽快感を味わった。

本作品は南米ラテン世界の伝説的人物、チェ・ゲバラの青春記で、彼とその友人が旧式のバイクでアルゼンチンから南米縦断旅行を試みる実話をロードムービーとして描いている。

主なストーリーはチェ・ゲバラの旅行日記を元にしており、リアルな逸話として展開していく。まさにそれこそが、この映画をただの映画としてではなく、チェゲバラが一介の医学生から革命への強い意志を持つにまで突き動かされるまでの、心のほんの僅かな動きをイメージさせるに至っている。

当時50年代南米ラテン世界において裕福な家庭に育った純な青年ゲバラにとって、バイク放浪の旅でみた現実の人間生活から受けた衝撃が彼の心をかたちづくっていく。貧困層の生活を知り、考えた彼はのちの革命行動の核となる意識を積み上げていく。ゲバラを知らずとも、青年が成長する姿を共感しつつ観終えることができる映画となっているし、南米を知らない人にも南米の肌のぬくもりを感じられる映画となっていると思う。

個人的にもアルゼンチンへの渡航は残念ながらないものの、ブラジル長期滞在、ペルーマチュピチュ遺跡の経験があるから、この映画のすべての景色がより現実のものとして肌に感じることができた。
ゲバラ青年が思い至った南米大陸は今も変わらずそこに在りつづけており、人々も生きている。
ゲバラを生んだ南米の雄大さ、そして深みは今も変わらないが、しかし彼が憂慮した人々の貧困・差別・無知識さも大きく改善されてはいないのだろう。それでもなお、それを知る人々が、愛して止まないその大陸は絶対的な自然を有したまま、人間に生きる希望を与える場所なのであろう。

2003年 イギリス/アメリカ
監督 ウォルター・サレス
製作総指揮 ロバート・レッドフォード
原作 エルネスト・チェ・ゲバラ 、アルベルト・グラナード
音楽 グスターボ・サンタオラヤ
出演 ガエル・ガルシア・ベルナル 、ロドリゴ・デ・ラ・セルナ

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